概要

関帝廟は1888年に鎮座した寺院です。
関帝聖君(関帝)が主神ですが、神戸の関帝廟は関帝の他に大慈大悲観世音菩薩(聖観音)と天后聖母(媽祖)もお祭りしており、それぞれの祈願をして頂けます。
現在の関帝廟は1948年に建てられたものが1995年の阪神淡路大震災等、過去に幾度も被災し1999年に復興したものです。
大きな特徴としては日本の伝統的な建築様式に中国風の意匠や様式を取り入れた形となっており、他にあまり例を見ない「華和(中日)折衷」となっています。
現在は(一社)中華会舘が管理運営をしています。
施設案内
開廟時間:9:00-17:00(年中無休)
拝観無料
山門

中国の雰囲気漂う関帝廟のシンボル的存在である。 「関帝廟」の扁額は戦後初代の住職 釋仁光が台湾に行き、世界的に有名な書道家 于右任(元蒋介石の秘書)にお願いして書いてもらったものです。
中門

台湾檜の一刀彫で、黄河龍門の鯉が龍になる故事になぞらえて台湾で作ったものです。別名「登龍門」とも言われている。試験で合格した者だけがこの門を通って出世するからです。
唐獅子


右側にある唐獅子は雄で、外にて商売し、また苦労して働き、お金を貯めて家族を養うと言う事から唐獅子が持っている小判にお札をあてて右回りにさすると。。。お金持ちになれるとか。 左側にある唐獅子は雌で、家内安全、子孫繁栄と言う事から、唐獅子が抱いている子供の唐獅子をさすると。。。。良い子宝に恵まれるとか。
本堂

本堂の屋根に一際目立つ青龍は、北京の紫禁城と同じ皇帝色の瓦の上に飾られています。宝玉をつかんで、お互いに睨み合っている青龍を見ると幸せになるという言い伝えがあります
本堂内部(堂内撮影禁止)
本堂入口向って中央には、両脇に養子の関平(右)、家来の周倉(左)を従えた主神・関帝を、右には聖観音、左には天后聖母をお祀りして、入口を入った右側には福徳正神、左側には玄天上帝(指南宮)もお祀りしています。
飾り天龍

写っている飾り天井は震災で壊れてしまい、今あるのは震災後北京から取り寄せたものです。 参拝者を天龍がどこからでも見守っています
四阿(あずまや)

四阿の擬宝珠を四方にふきおろし、壁がなく八本の柱だけの雨をしのぐ 休憩所です。 詩人、墨客が庭園を望み、心和ませる憩いの場所とされています。 「八角亭」や「清心亭」の別名があります
アクセス
神戸市営地下鉄 県庁前駅から西へ徒歩10分
阪急花隈駅西口より北へ徒歩10分
〒650-0004 神戸市中央区中山手通7丁目3-2
TEL/FAX 078-341-2872(または 078-392-2711)
おみくじ
(1)くじの入っている筒を傾けて竹簽を振り出します。
この時に2本以上出た場合は無効です。もう一度戻して振り出しましょう。
(2)1本の竹簽が出たら神様に向かってこの竹簽で宜しいでしょうか?とお伺いします。
口に出さなくて心の中で神様にお伺いしてもOKです。神様は心の声も聞き届けてくれます。
(3)そして合杯を振ります。合杯の向きが同じならその竹簽は違っています。
最初からもう一度行ってください。
合杯が反対向きならその竹簽で間違いありません。
所定の料金を霊簽箱に入れて竹簽の番号の霊簽紙をお取り下さい。
礼堂利用について
使用条件
華僑・華人及びその縁故者
費用(税抜表示)
1日につき10万円(2日目から1日5万円)
申込方法
先ず電話で会舘(078-392-2711 夜間は留守番電話による案内をしております)に確認の上、申込書を出して下さい。
その他
宗派・信仰・様式は問いませんが派手なものは慎むこと。関連業者は紹介致します。
申込先
一般社団法人 中華会舘
神戸市中央区下山手通2-13-9
電話(078)392-2711 Fax(078)392-2811
礼堂利用ガイド
弔事
生あるものが死ぬるのは、この世の習いですが、いつ、どこで、その時が訪れるかは、誰にもわかりません。長く病に伏し、薬石効なく逝く人がいるかと思うと、突然その時を迎える人もいます。葬儀は凶事の最も重要な儀式です。そこには昔から厳しい約束事があります。それは人生最後の儀式として、悲しみのあまり、死者に対して礼を失する事がないようにと言う気持ちからでしょう。
死亡の知らせ
死亡した事をすぐに知らせる先は、親類縁者は勿論、勤務先、故人が関係していた会社や同郷会、学校、その他の団体、友人、知人などです。一般に弔事の知らせは連絡を受けた人が必要な所へ知らせ合うのがしきたりです。その他、地域によって形式や慣習が違うことがありますので、各同郷会や長老、もしくは世話人に連絡して下さい。
危篤から忌明けまでの仕事
~御臨終~
- 北枕にして御遺体を安置、仏壇を設え、三具足(花瓶・香炉・燭台)や線香、蝋燭など取り急ぎの準備を図ります
- 医者から死亡診断書をもらう
~通知すべき範囲~
- 近親者、親類縁者、職場、同郷会、学校、その他の団体、知人、友人等に知らせる
- 必要な場合には隣近所、町内会に連絡し、挨拶をしておく
- 必要な場合には死亡広告を手配する
~通夜、葬儀の準備~
- 喪主を決め、身内で葬儀の規模、予算、時間などを決める
- 世話役をお願いし、分担を決める
- 葬儀社に連絡、世話人を含め相談する
- 関帝廟礼堂使用状況を必ず電話で確認し、正式に通 夜、葬儀の日取りを決める
- 区役所に死亡届を出して火葬許可書をもらう(通 常、葬儀社が代行致します)
- 遺影を選ぶ
- 焼香順位を決める
- 必要な場合、弔辞依頼をする
~納棺~
- 納棺する愛用品を手配する
~通夜~
- 葬儀社に祭壇を整えてもらう
- 弔問客、供花、弔電の受付をする。供物、供花を並べる
- 通夜のふるまいをする
- 世話役と葬儀社、喪主と打ち合せをする(焼香順等の式次第を決める)
~葬儀、告別式~
- 会場のチェックをする
- 会葬者に火葬場へ行ってもらうよう依頼する
- タクシー・マイクロバス等の点検をする
- 弔電の整理
- 僧侶、読経(喪主、親族、各団体代表、一般 の焼香)
~出棺~
- 最後のお別れ、花をたむける
- 霊柩車へ運ぶ
- 喪主または親族代表が挨拶をする
~火葬場~
- 納めの式などを行う
~精進落とし~その後~
- 返還されてない方は、外国人登録済証を返還する
- 初七日、三十五日、四十九日などの法要、香典返しと忌明けの挨拶状の手配をする